生誕地再訪

麻生真向会の暑気払いの帰路、昼間からほろ酔いで新百合ヶ丘から小田急にのった。
目を覚ますと電車は町田をとっくにすぎて座間にいた。

座間は私の生誕地だからこれも神のお導きかもしれない。
まあせっかくここまで来たんだから途中下車の旅といこう。

ということでやってきました星谷寺。
幼児期の記憶は唯一幼稚園のあった寺の釣鐘のみ。
その幼稚園が星谷寺だったかどうかは定かではないのだが
この寺が好きなのでここだということにして、お参りを。

山門がない入り口を入ると待てと立ちはだかる2体の仁王様。
銅像だから入れということだろうとそのまま進む。
星の谷観音のいわれを読む。奈良時代行基開祖という。

空海上人行脚像。名筆にあやかろうとお線香を供える。

本堂内に天女が舞う。龍の欄間飾りも立派。

六地蔵は全員手に持つものが違う。

これが観音様。周囲を赤ん坊が囲む、母性の象徴。

水琴窟。おもしろい趣向。

関東以北で2番目に古いという釣鐘。これが幼児期に見た鐘かもしれない。

座間駅前のひなびた和菓子やで土産を買う。きんつばと黒糖豆菓子。
創業48周年。店主は寄る年波で多種類はつくれなくなったそうだが
がんばってほしい。

ということでぶらり一周約1時間の旅を終え、酔いも覚めて、
三丁目の夕日的感慨の一日は暮れました。