和光大学生8名が真向法指導者資格試験にチャレンジ



今日は和光大学の学生のための真向法指導者資格審査に立ち会わせていただいた。
和光大学では3年前から授業として真向法の講座「健康体操学」(矢田教授)がおこなわれている。
この講座を1年間受講すると真向法協会の5級の認定を受けることができる。
2年間連続受講すると4級となり、かつ指導者資格「准指導士」を受審することができる。
准指導士は昨年制定されたばかりの学生のための資格で、
今回8人が准指導士にチャレンジ、全員が資格を認可される見込みで、
日本で初の准指導士の誕生となる。

矢田先生は真向法指導にあたって「静かに座って、ゆっくりと息を吐きながら、
自分の体・心と向き合うこの体操が今の学生には貴重な気づきをもたらす」と、
内面的な効果を重視されている。また地域の真向法教室で高齢者と一緒に真向法を
する機会をもたせることにより、日ごろ高齢者と触れ合うことの少ない学生たちに
貴重な体験学習の場づくりも熱心に推進されている。もともとはアスリート教育が
ご専門で自らもトライアスロンなどもされる先生が、真向法という対極にあるような
地味な体操の価値を学生に教えようとされていることがとても嬉しいし、ありがたいと
思う。

真向法は中高年のための体操として発展してきたが、より若い層への普及が
協会の課題となっている。准指導士の資格を得た学生が将来各地の真向法教室に参加し
ひとつ上の「指導士」として地域社会の健康づくりに活躍してくれることを期待している。

審査員の岡本8段による実技指導