商品というゴミのもとの氾濫が人間界

 20年ぶりかで年末年始に人並みに大型連休がとれた。と喜んだらご主人から「さあ我が家も大掃除してくださ〜い。」と檄が飛んだ。片付け上手な次男の指導を受けて、大胆に古い家電や家具を捨てることにし、町田リサイクルセンターに車で持ち込んだ。10キロ250円払って処分してもらうしくみで、今回は50キロ、1250円なりを支払う。近頃は物を買うときは捨てる時の費用も計算して買わなければならないことを実感する。
 人間はゴミを作り、ゴミを捨てる唯一の動物。要りもしないものを大量に作るものだから家も町もどんどん狭くなる。必要ないものを作って、販売拡大し続けないと破綻する経済構造になっているからだ。上海などは車が多すぎて、ナンバープレートの発行を制限したり、ナンバーの偶数(奇数)の人しか車で通勤できない日を作ったりしてしのいでいるらしいからお笑いだ。ものに埋もれて動きがとれなくなるまでとめられないのかもしれない。犬も鳥も身一つで生きている。えらいなあ。

あの手この手で売らねばならぬ新製品の洪水