腰痛は現代日本の国民病?

 日曜日の真向法教室に体験者が一人見えた。動機は腰痛とのこと。かなり痛いのが慢性的に続いているが治療はしていないという。仕事はパソコンによる事務仕事とのこと。一通り体験してもらった後の感想を聞いたら、「真向法はやさしい体操と聞いてきたのだが、かなり痛くて、自分にできるか心配な動作が多かった」とのこと。腰痛で運動不足になり、かなり体が固まっている様子だ。椅子の座り方などをアドバイスしたあと、痛くない範囲でやってみて、しばらく続けてみたらどうですかと継続をおすすめした。
 それにしても腰痛もちの人が多い。パソコン仕事の普及、生活運動量の低下等と関係がありそうだ。腰痛は生産性を著しく阻害する。精神的負担もちいさくない。企業にとってもみのがせない要因なのになせか本格的な取り組みはほとんどなされていない。国・企業はメタボ検診に熱心だが、腰痛・肩こりの方ももっと取り上げて、労働・生活環境の改善、指導をうながすべきだと思う。たとえば、事務仕事従事者に対しては、腰にいい椅子認定、1時間おきの腰のばしの奨励、健康診断での姿勢検診、運動の義務付け等が考えられる。

    こんな事務椅子はいかが?
 ところで自分なりの事務作業時の腰対策はというと、椅子座席状態では腰を立てての腰の前後左右ゆらしをしょっちゅうやること。それとときどき立って歩き、ストレッチしたりすることだ。要するにじっとして体が固まらないようにこころがけている。一回ぎっくり腰の軽いのをやったことがあるが、そのときは座るのが怖かった。座っているとだんだんつらくなるし、腰が固まってのばせなくなるのでひんぱんに立ち上がって腰のばしをやったのを記憶している。