台草原のちいさな隠れ家で筋トレ

アトリエ隠れ家
鶴見川源流の畑でハーブを植えるのを手伝った。
畑は高台にあるので道路からは見えない。そこに4畳半ほどのしゃれた小屋を自力で建て、休日に畑づくりに精を出す友人がいる。ここは彼の隠れ家である。水道も電気もない車も入れない高台の畑は、しばらく放置されていたために草に覆われてしまっていたが、昨年からまた使い始めたものだ。草刈りを何人かに手伝ってもらった後、彼ひとりで耕しているのだが、竹の根がはびこっていて、桑で掘り起こす作業が大変な作業なのだ。
この日は近所のホームセンターにハーブを買って植えるというので手伝わせてもらった。
1坪単位に区切られた畑が20区画ほど作っていて、そのひとつを耕していくことを手伝った。まさに猫のひたいほどの1坪を鍬で耕すのだから造作もないことだろうと作業をはじめた。鍬を振り上げ、固い土を掘り、竹の根を打ち切るという作業を繰り返すうちに、まもなく息がはーはーっ、汗が噴出す、腰がふらつく、のどが渇く。休み休みでなんとか1坪終わったがそれが限度、もうだめという情けなさ。それでもなんとかハーブ3種を植えて、本日の作業の証ができた。

農家の大変さを思うとともに筋力の衰えを痛感させられて、暑い春の開墾の一日は暮れた。

ハーブ茶を飲める日が待ち遠しい。