三男の大学卒業式に


今日は末っ子三男の大学卒業式。妻、妻の両親とともに大学へでかけた。妻の父は90歳、脚が弱って手押し車を押しながらやっと歩ける状態だが、孫に「来てくれるんでしょ」といわれたとかで、やや無理しての参加だ。卒業生は1000人強。ハカマ姿の女学生、菱餅帽子・ガウンの男学生も多くいてほほえましい。自分の時のことをどうしても思い出す。あの頃は学園は「戦争」状態で、菱餅帽子ならぬヘルメットの時代。卒業式もできなかったっけ。40年を経て今学園はまったく無風。あっけらかんと平和な風が吹く桜微笑む園に、Back to the Future ただ呆然と立ち尽くすマッコウオヤジなのであった。もっとも90の義父から見れば本物の戦争にいった頃の学生だったわけだから、その胸に去来するものははたして何であろうか。まさに回る、まわる〜よ時代は回る〜喜び、悲しみ繰りかえ〜し。
 式のなかで蛍の光を全員が起立斉唱した。腰を立て、胸を張って、腹式呼吸で、心をこめて歌わせて
もらった。日ごろの姿勢矯正体操とウオーキングの成果か楽にのびのびと声が出て、嬉しくなった。
さあ子育て義務を一応これで果たすことができた。ここでもう一度少年に帰って、純粋に学ぶことの楽しさを追える境涯となったのだから、今の元気をできるだけ長く維持していきたい。
さあスクワットと腕立てをやろう。