むつかしい。主力商品の乗り換え。

ネットでラジオをきけるradikoというのが始まったという話を見て
さっそくやってみたらこれが快適。その昔ニッポン放送の深夜ディスクジョッキー
亀ちゃん、アンコウのとか、旺文社(まだあるのかな?お世話になりました。)の
英語教室など思い出した。ラジオ番組って記憶に残ってるものだなとあらためて感心。
radikoで思い出してニッポン放送の元プロデューサーに久しぶりに会いにいってお茶してきた。
この先生はもう20年ぐらい前にラジオの将来を案じてネットとラジオの融合実験を試みた
ことがある。ラジオはテレビの出現でなくなるかと思いきや意外にしぶとくがんばっている。
久しぶりに先生のジジ放談を拝聴したなかで、「経営者の道楽が大事」という話が印象に残った。成功したビジネスもいつかはかげりがでてくるが、そのときに起死回生の新路線は経営者の道楽から生まれることがあるというのだ。たとえば任天堂はやくざ相手の花札からトランプにいき、ゲーム全般へいって、今はなんとITゲームソフト、機器で世界企業になってしまった。
創業経営者が道楽でいろいろチャレンジしていたものが新創業につながった例だという。
ブラザーも編み機メーカーから複合機メーカーに乗り換えた。トヨタは編み機から自動車にまさに乗り換えた。道楽のできる旦那だからこそできたのだという。
さて、今日本はいろんな企業が行き詰っている。飛行機、新聞、自動車、固定電話、時計・・・。その中でどんな道楽を経営者がもっているのだろうか興味がわいてきた。
セイコーが2期連続赤字で子会社和光の経営が不透明だと株主から追求されているそうだ。
腕時計は携帯の出現で実用価値が減って、しない人が増えてしまった。この流れは変わらないだろう。銀座和光セイコーの創業者の道楽である。そこにまさに宝石が隠れているのかもしれないのだから透明経営などと無粋なことはいわないほうがいいということかもしれない。道楽は芸のこやしとか親の道楽で紫が生まれた?

夢は春開く。