食のもったいない運動 フードバンク



食品メーカーが販売できずにやむなく廃棄している商品が実は大量にある。それらは賞味期限が1ヶ月以上あっても捨てられている。
一方その日の食事にこと欠く人々が沢山いる。この矛盾を解決しようというのがフードバンク活動である。
日本初のフードバンク活動を展開しているNPOセカンドハーベストジャパンに昨年出会い、自分が勤務している会社に社会貢献活動として提案したところ意外にすんなり通った。
昨日NPOの車に添乗させてもらいその活動実態を見せてもらった。
いった先は、横浜市石川町周辺。精神障害者授産施設、母子家庭ケアセンター、どや街レストランの3箇所。こういった施設中に入ったことがなかったので、現場で世話をする側の人の話をじっくりきくと人間にとって食事がいかに大切なものかがひしひしと伝わってくる。ケアをされているみなさんはとても優しい目をしている。ひとことでいうと母性を感じるのだ。最後にいった「さなぎ食堂」で食べてみた。牡蠣フライ定食が400円!できたての美味しい牡蠣フライ5こ、小鉢、サラダ、味噌汁、ご飯。立派な厨房で5人が作って提供している。店づくりもおしゃれで清潔、接客も上品だ。
セカンドハーベストが昨日ここに提供したのは、ごぼう、きゃべつ、あんこ、しょうゆ、出汁など。とても喜ばれている。食品たちも使命をまっとうできて嬉しいだろう。
この活動が日本中にひろがる可能性は高い。
食品関係だけでなく行政、運送会社などの協力も望まれる。