町田市主催の真向法講座が盛況


町田市は公民館で行う公開講座の企画5件を毎年市民から募集する。
今春の募集に「真向法でからだ革命」と銘打って応募したところ採用され、
準備を重ねて、8月30日にようやく開講した(全6回)。
場所はなるせ駅前センター。
ことのきっかけは、真向法を2年間和光大学公開講座で習っている女性二人である。彼女たちが、自分たちが住んでいる成瀬に真向法の教室がほしいというので相談にのっていたところ、公民館が市民企画募集しているという情報を私がみつけて、まずこれからやってみようということになった。
市民企画による講座なので、彼女たちが当日会場運営の中心となり、
講座内容の構成と実技指導は私が周辺の指導者に声をかけて協力体制を整えた。
 8月1日発行の市の広報誌で、受講者を先着30名で募集したところ、
その日の午前中で定員に達してしまい、公民館の電話には数倍の問い合わせが続き、担当職員はお断りに追われたそうだ。広報誌の募集案内文面は、「寝た切り予防のための」「高齢者向きの体操」という表現だったため、さて、どんな人たちがくるのだろうか?あまり高齢すぎたり、寝た切り寸前の人だと指導側が大変だなあと心配もしていた。
 さてふたを開けてみると30名中80歳代は1人、70歳代がちらほらで、ほとんどが50、60歳代、元気そうなひとばかり。男性も3分の1。
 開講初日は、80歳、77歳の超ベテランの大先生ご夫妻による真向法のお話と手ほどき。

両先生の年齢に似合わぬ柔らかい心身に驚き、みな身を乗り出して熱心に聞き入っていた。終了後のアンケートも「分かりやすい」「これなら続けられる」と大変好評をいただいて、市の職員Nさんも嬉しそう。運営者一同やれやれ安堵と満足感にひたることができた。

終了後、そばのそばやで大先生夫妻とそばを食べながらビールで乾杯。

今後5回の講座では、やさしい筋肉トレーニング「貯筋運動」や「病気を予防する栄養学」も予定されており、トータルに体をケアする健康学講座となっている。
町田市民の健康づくりに関する関心の高さがうかがえ、
今後ますますこの体操の必要性が増す、時代性を感じ取れた初日だった。
会場の都合で30名限定となったが、できれば希望者全員に受けていただければよかったと欲ばった感想をもらすオヤジであった。