電力会社、政治家、学者の大罪が白日の下に


福島原発報道が急減している。まだ何も解決していないのにTVは福島以前に逆戻り状態。
小出裕章さんのことをネットで教えてもらって、書店に探しにいったら、その横にこんな新刊本を見つけた。恐ろしい本である。でも一気に読んでしまう。
原発の闇を暴く」(広瀬隆・明石昇二郎/集英社新書
この本でつぎのことを教えてもらいました。
原発が配管だらけの地震に超弱い構造で、ことあれば制御不能、被害甚大、環境破壊半世紀というとんでもない破壊兵器であること。
原発を全部とめても、すでにある天然ガス、火力発電、企業の自家発電で十分な電力が確保できる。
・電力を自由化して独立系発電業の電力を活用することを阻害しているのは、またしても東電をはじめとする既存電力会社。そして、そこからの金を目当ての・・・・東電応援団。
その決め手は送電線ネットワークの開放。
・メガソーラー、風力は大変ひろい面積を必要とし、自然破壊を伴うので、大規模にやるべきではない。(NTTと戦った孫さん、今度は送電ネットワークの開放で東電と戦う?)
民主党の一部が広瀬隆さんを招いておこなった勉強会会での講演がYoutubeにあった。この本とほぼ同内容だが、さすがに場所柄、原発推進した「超大物」議員の名前にはふれていない。
http://www.youtube.com/watch?v=FV-xS7Co-GM

 福島だけでも全土が汚染されたというのに最も危ない浜岡、六ヶ所だけでも廃絶しようということすらいう政治家はほとんどない。いったんことあれば福島のように産業が壊滅するわけだから、それをどう担保するのだろうか。
原発を推進してきた人々、福島以後もなお再開を全力で進めようとしている人が、国のリーダーの大半を占めている現状。とめられない時限爆弾を抱えたままさまよう沈没寸前の日本丸の乗組員である私たち・・・・。
でも中国とちがって日本はネット規制はいまのところかかっていない(だろうね?)Youtubeなどで真実の核がすみやかに拡散できる時代でよかった。