立腰のコツ

椅子に座るとついつい骨盤を後ろに倒し、前かがみになっている。
それに気がつくと腰をたてるのだが、
ちゃんと腰を立てるというのは意外に容易ではない。

最近「自彊術」の本を読んでいてヒントをもらった。
自彊術は、真向法同様まず正座して礼をするのだが、
正座をしたらまず手をももの付け根近くにおき、
ひじを曲げないように突っ張る。
すると腰から上はぐ〜っと上に引き上げられる。
これで腰が見事に立つ。

これを椅子に座るときの正しい姿勢づくりに応用できる。
椅子に深く座る。
両手を腿の一番手前に置く。
ひじを曲げずに腕をできるだけ突っ張り腿を押し下げる。
するとぐ〜んと腰が伸び、みごとな立腰状態になる。
いかがかな。