ブレーキとアクセル両方踏んでない?


          *写真はイメージです。 

 ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故をよく聞く。
それからの連想で、心のブレーキとアクセルについて考えてみた

今、高校生様のパソコン授業のお手伝いをしていて感ずるところがある。
分からないで立ち往生している学生さんに何通りかある。
(1)「ハイ。先生分かんな〜い」と質問してくる。(敬語が使える方はマレ。お客様だからよし。)
(2)「あーあ。めんどくさ。こんな授業とるんじゃなかった。」(多い。こちらもやや同感)
(3)「・・・・」と黙って画面を見ている。(時にはgoogoleで無関係なサイトに飛んでいる方)
(4)「zzzz・・」と机上前屈している。(親に負担かけたくなくて深夜バイトの方?)

(1)はアクセルを踏んでいる人。(2)はブレーキを踏みながらアクセルも少し踏んでいる人。
(3)はとちらも踏む気力がない人(4)は運転してない人。

今日考えたいのは(2)のタイプだ。アクセルを踏んだほうがいいことは分かっているのだがブレーキを
踏んでしまっているので車が前進しない。脳指示が二つ出ているタイプだ。
私も多々身にお覚えがあるので、これは実によく分かりやすいタイプ。
ではどうすれば、ブレーキを踏んでる足をアクセルに戻せるだろうか。
こここそがインストラクターたる先生の腕が問われる場面。
で、(2)のお客様に対する先生の対応4タイプ。
(a)「お前先週休んだからじゃねえか。」
(b)「そんなこといってないで、がんばれ。」
(c)「ここ試験に出すよ〜。」
(d)無視。

残念ながらこれらの対応はすべて効果がない。
AIDMAの法則にのっとって、まずお客様が興味を惹く教材を用意することからやりたいものだ。
たとえば、女高校生向けなら、ネイル店の店長になった想定でエクセルやワードを使ってのチラシ作成、
売上げ・顧客管理システムをテーマに勉強するなどはどうだろう。
今の高校の教科書は用語・操作・関数を教えることが先行していて、興味関心を惹くという目的目線がゼロなのだ
とにかく覚えろというやりかたではお客様は食欲がわかないのも無理はない。