「王将」人気を検証に


夕方、昼間の疲れなおしにちょいと休憩で飲んでいく店としては日高屋が多い。B級グルメおやじのここでの定番は餃子、キムチ、ポテトフライとレモンサワー。ご予算610円。模範的な健康晩酌だと自認している。少量のアルコールは飲んでいる人のほうが長生きという医者が多い。医者もストレス商売だから飲まずにはいられないからそういうのかもしれないが。
日高屋と同じ業態のライバルはいまや絶好調の「王将」。そこで昨晩は「餃子の王将マーケティング(専門用語でストアコンパリズン)を川崎駅前店で実施。5時半でほぼ満席。お持ち帰りの餃子も5人待ち。「お一人様カウンター」を勧められ、看板商品の餃子とキムチ、シークワーザサワーを注文した。価格は少しだけ日高屋より高めだが味は王将の勝ち。カウンター席の前が調理場で目の前で餃子を握っている専任の兄ちゃんがいる。皮に具を乗せて、整形するのに4動作、5秒!見事なスピード、リズム感、思わず見とれてしまった。横長に広い一直線の調理場には男女合わせて10人も入っているのも驚き。さらにホール側にも2人で計12人、すべて日本人!!これは業界常識ではありえない人数である。日高屋は調理場は見えないし、見える店員は全部で2名、すべて中韓系。
さすが今一番勢いのあるチェーンのひとつだけある。ほとんどすべての点で王将の勝ち。唯一の欠点は、客が多すぎて、やや追いたて気味の接客。ちょい飲みオヤジにゆったりされたら迷惑だよね。その点日高屋は落ち着ける店でいいなあ。