裸の王様、ゆで蛙

 公立高校の教室、職員室環境は戦後からほとんど進歩していないのだろうか。 教室は空調なし、小学生なみサイズの机・椅子、白墨、黒板消し。職員室は、すし詰め、超山積み書類、灰色のスチールデスク・ビニール張りパイプ椅子。
民間ではもはや見かけなくなった、60年前と変わらぬ「なつかしい」光景である。こんな設備環境では、先生も生徒もかわいそう。現代民間企業の人がここにきたらアッキレ蛙にちがいない。まさにゆで蛙村。もし私学・塾だったらこんな環境では、生徒が集まらず倒産まちがいなし。
学校間、教師間生存競争にさらされていない「公営聖域」事業は、仕分け人がこない限り、自ら改善する力を持たないようだ。真の教育投資、選択・集中が必要だと思います。いかがでしょうかレンボウ怒りのまなざしをここに。