避難所で真向法サービス

 
川崎市武蔵中原にあるとどろきアリーナに出かけた。そこは現在被災された方の避難所となっている。避難所暮らしで硬くなっているであろう心身を少しでもほぐしていただこうではないかと真向法の出前サービスにでかける企画を考えた真向法の大先輩がいて、私にもお声がかかりお供させていただいた。
とどろきアリーナは広大な公園のなかにある大変立派な施設。体育館の大フロアには、卓球の低いフェンスで仕切られた小区画に家族単位で大勢の人が仮住まいされている。
玄関ホールには支援物資の受付があり、次々と市民がいろいろな物を持ち込んでいた。
3階のプレイルームで待っていると10人ぐらいの人が集まってきた。年齢は子供からお年寄りまで様々。私はご高齢の夫婦のお相手をした。うつぶせの背中、腰、脚とほぐし体操が進むにつれてみなさん気持ちよくなったらしく、リラックスし、顔色もよくなってきた。後半、体操のあと唱歌などの合唱もして、和やかな会話がただよう1時間だった。避難所の様子はこれまでTVで見るだけで間接情報だけだったが、みなさんと直接肌でふれあいができて、今回の災害を実感しただけでなく、喜んでいただいてこちらも幸せな気持ちになることができた。